改めまして皆さまご来場頂きありがとうございます、カーテンコールで隅に出てきた団長です。
今回はコロナで中断した2019年以来3年ぶりの有観客での公演でした、今もコロナ禍ですがそれでも沢山のお客様に足を運んで頂いたこと、楽しかったと感想言って頂けること、とても嬉しく無事に終わってよかったと心から思っております。
正直コロナが終わるまでは本公演もできないと思ってましたし、自分の熱的にもやれないと思っていました。
中止になるかもしれない恐怖があり、初参加初心者多い中いつもよりリーダーシップ振るわなければ上手くいかない・・・と不安の方が多い開始前でした。
自分たちは趣味の劇団で社会人劇団なので生活の基盤は別にあります、その為自分達やお客様にリスクを与える公演をする必要は全くないのです、演劇をしなくても生きていけます、なのでやるべきなのかはずっと迷ってました。
結果は最高でした、過去作を見た人からは一番面白かった、全部がパワーアップしてると沢山のお褒めの言葉
無くても死にませんが彩る為には必要です、改めて泣けて心を動かして動いて思いっきり笑える演劇が大好きなんだと思いました、何度も言いましたが全てに感謝しています。
さて、内容にも少し触れさせて頂ければと思います。
今回再演と言うことでおおまかな流れは変わっていません、変えたのは初演の時にアイデア止まりだったものやわかりづらかった部分であったり構成部分を変えました、主に中盤ですね。
理由付けをちゃんと説明すると2時間じゃきかなくなるのでそぎ落としてそぎ落としてあの形になりました。
モチーフは花咲か爺さんなのですがこの話好きなんですよね、「枯れ木に花を咲かせましょう!」この台詞がめちゃめちゃかっこいいなと、更に愛もあるしライバルもいるしとなんてエンタメなんだろうと思いました。
素材が良すぎるので後は組み立て直して調味料加えてはい完成です。
シド・・・
小雪では珍しく弱い部分が多い主人公でした、迷って迷って情けない姿も出すけれど最後は立ち向かう、シドが立ち上がってからクライマックスに走り出すのでシドに投影するとうおおおお!って気持ちで見てしまいます、初二刀流でした
ニイナ・・・
初演では姉さん女房でしたが今回は同い年のヒロインに見えましたね、強い女性を意識しました、お転婆で優しくて振り回されるけど支えてくれるという・・・シドと幸せに生きて欲しい
ゼン・・・
なぜか悪役=クールになってしまうんですよね、アチアチ主人公だから対比なのかもしれないです、ゼンにはゼンの理由があって戦うんですね、完全悪とも言えないやつです
ライド・・・
一歩間違えればシスコンになるのでそうならないように気を付けました、クールに見えて奥ではメラメラです、いいキャラになったよね
リリ・・・
女幹部だけどそこまで悪くないやつです、非道な感じも全然しないし、殺陣もあって見せ場もあるから女性人気が高いです、素敵なキャラ
コダマ・・・
コダマは初演の当初もっと変でやばい奴にしようとしてましたがこれできるやついないわ・・・と思いとどまって辞めました。抱いていたイメージとしてはハガレンのアームストロング少佐がおねぇ言葉で顔芸めっちゃやるって感じでしたね。。。
オカシラ・・・
元々の初演では僕がやってたんですが、演出という立場なので早めにいなくなる役に無理やりしました、でもいい死に際だな、こいつ。かっこいい散り方(花にかけて)
いちのすけ・・・
初演と一番違うキャラです、臆病者です、臆病者が最後に立ち向かうシーン。。。めっちゃ好きなんですよね
あみ・・・
誰にも言ってなかったんですけど本当のモチーフはモスラの双子の妖精なんですよね、団員がこれ見たらびっくりすると思う
やえ・・・
同じく、しっかり者と愛嬌ふりまく子、これも対比ですね。
一度方向決めるとどんどん暴れるようになった双子、歌ってもよかったかな~・・・
メルシー・・・
メルシー僕ってやりたいが為に作りました、どうせならふざけるのこいつに全部まかせちゃおって書いてたら大人気キャラになりました、よくふざけるな~
セバス・・・
執事と言ったらセバスチャン!これもセバスちゃんをやりたいが為に生み出しました、メルシーを暴走するように書いてたのでそれを止めるやつを近くに置きたかった為ですね
見返してみるとずいぶん派手な花咲か爺さんになったなと思います、小雪がもう少し大きくなったら大きい木に花を咲かせてめちゃめちゃに降らせたいと思います
何故か終わった今になるとここもっとこうしていればわかりやすかったな!とか思いますがこれは再々演にとっておきましょう(あるかわかりませんが)
長くなりましたが来年はコロナがもっと落ち着いていることを願っています、来年も公演を多分やります、どうかそれまで小雪を忘れないでください。
ありがとうございました。
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